フライト。 [好きなもの]
久しぶりに劇場で映画を見た。
観た映画というのは「フライト」だ。
その感想を書こうと思う。
だから、まだ観てなくて、これから見ようと思っている人は読まないほうがいいかもしれない。
ネタバレはしないつもりだが、念のためそう言っておく。
いや、観る予定の方はこの記事も読まず、予告編も観ずに映画館に行ってチケットを買うべきだ。
結論から言うとかなりいい映画なので、ぜひ観てみる事をオススメする。
メガネをかけてようが、コンタクトしてようが、裸眼の人だろうが、最後には皆視力を失って、エンドロールをまともに見れないことになるでしょう。
簡単にあらすじ。
デンゼル・ワシントン演ずる主人公「ウィトカー機長」は緊急事態に陥り墜落していく旅客機を卓越した操縦技術を駆使し不時着させた。
着地の衝撃で気を失った彼が目覚めたのは病院のベットの上。
大事故ではあったが、彼のおかげで多くの人の命が救われた為、一夜にして時の人になっていた。
しかし死者が出なかったわけではない。彼を許さぬ者もいた。
飛行機の設計ミス?飛行機の管理ミス?飛行機の操縦ミス?
死亡事故を起こしてしまった責任は誰かが取らなければならない。
ウィトカーはパイロットとしては右に出るものがいないほどではあるが、人としてはとても褒められた人間ではない。
彼は果たして英雄なのか、犯罪者なのか。
というのがザックリな流れ。
前半の墜落・不時着シーンは圧巻で、ほんとに迫力も臨場感もたっぷりで手に汗握りまくり!
思わず全身に力が入ります。
中盤からどんどん彼のダメ男ぶりに呆れていきますが、ビートの効いたノリのいい音楽でかなり誤魔化してきます。
終盤はいろいろと葛藤するのですが、最終的にありのままの自分を受け入れたウィトカーは精神的には解放されます。
自分の非や過ちを受け入れるのって難しいですよね。
自分を正当化するためについ嘘をついたり誤魔化したり逃げたりしてしまう。
何かに依存してしまったり、当たり散らしてしまったり。
MGSのスネーク先輩もこんな言葉を残している。
「英雄の現実は、伝説ほど格好よくはない。」
とか、
「現実に直面すれば、幻滅するものだ。」
とか。
英雄と言えども一人の人間。
醜い部分もダメな部分もあります。
「Who are you??」
劇中、ウィトカーは2度にわたって息子にそう聞かれます。
彼は何者なのか。
英雄か、犯罪者か。
紙一重の差だと思います。
それは実際にその目で見て判断してください。
僕もそこそこ嘘つきでして、よく自分や他人を騙します。
正当化するためや、何かを隠蔽するために。
だんだんと嘘つくのが上手くなって来てる気がします。
しかし嘘は産み落とした瞬間、扶養義務が生まれます。
きちんと面倒を見ないで放っておくと、成長した嘘は復讐しにきます。
いわゆる嘘の反抗期、いや「嘘の逆襲」というところでしょうか。
時には良心の呵責という形で。
時には身に覚えのない思い出話として。
巡り巡って嘘は親に襲い掛かります。
そしてつじつま合わせのためにさらに新たな嘘をつく。
またその嘘もいずれ自分に反旗を翻す。
嘘を付けばつくほど敵を増やすことになります。
まさに自業自得。
嘘は一生もの。
軽い気持ちでつくものではないようです。
間違っても死者の名誉を傷つけるような嘘はいけません。
しかし間違っても誤っても嘘をついても、その非を認めて罰を受ける覚悟さえあれば楽にはなれます。
でもそれがなかなかできない。誰もまたゼロからやり直すなんてことは怖くてできない。
どっちに転んでも痛みは避けられません。
でも僕は思いました。
世界中の人に認めてもらえても、認めて欲しい人に認めてもらえなかったら意味がないし、反対にその他有象無象になんと罵られようと大切な人にさえ理解して受け入れてもらえれば良い。と。
そんな気持ちの中あのラスト。
日頃からの「認めて欲しい」「分かってほしい」という思いがこみ上げてきて、行き場を失い、目を通って溢れ出しました。
「号泣」と表現しても差し支えない。
声が出てしまうのを必死に抑えたくらい。
もう一本映画見ようと思ってたんだけど、もうそれで十分でした。
外に出たら天気がすごくよくて、思わず深呼吸。
できるだけ長く息を吐いて残った悪いものを全部出し切り、鼻からゆっくり新鮮な気持ちを取り入れました。
かなりスッキリ。
普段は気にも留めないパワーストーン屋さんになぜか吸い寄せられ、気に入ったラピスラズリの石を選んでペンダントにしてもらい、お守りとして購入しました。
いや、映画っていいものですね。
観た映画というのは「フライト」だ。
その感想を書こうと思う。
だから、まだ観てなくて、これから見ようと思っている人は読まないほうがいいかもしれない。
ネタバレはしないつもりだが、念のためそう言っておく。
いや、観る予定の方はこの記事も読まず、予告編も観ずに映画館に行ってチケットを買うべきだ。
結論から言うとかなりいい映画なので、ぜひ観てみる事をオススメする。
メガネをかけてようが、コンタクトしてようが、裸眼の人だろうが、最後には皆視力を失って、エンドロールをまともに見れないことになるでしょう。
簡単にあらすじ。
デンゼル・ワシントン演ずる主人公「ウィトカー機長」は緊急事態に陥り墜落していく旅客機を卓越した操縦技術を駆使し不時着させた。
着地の衝撃で気を失った彼が目覚めたのは病院のベットの上。
大事故ではあったが、彼のおかげで多くの人の命が救われた為、一夜にして時の人になっていた。
しかし死者が出なかったわけではない。彼を許さぬ者もいた。
飛行機の設計ミス?飛行機の管理ミス?飛行機の操縦ミス?
死亡事故を起こしてしまった責任は誰かが取らなければならない。
ウィトカーはパイロットとしては右に出るものがいないほどではあるが、人としてはとても褒められた人間ではない。
彼は果たして英雄なのか、犯罪者なのか。
というのがザックリな流れ。
前半の墜落・不時着シーンは圧巻で、ほんとに迫力も臨場感もたっぷりで手に汗握りまくり!
思わず全身に力が入ります。
中盤からどんどん彼のダメ男ぶりに呆れていきますが、ビートの効いたノリのいい音楽でかなり誤魔化してきます。
終盤はいろいろと葛藤するのですが、最終的にありのままの自分を受け入れたウィトカーは精神的には解放されます。
自分の非や過ちを受け入れるのって難しいですよね。
自分を正当化するためについ嘘をついたり誤魔化したり逃げたりしてしまう。
何かに依存してしまったり、当たり散らしてしまったり。
MGSのスネーク先輩もこんな言葉を残している。
「英雄の現実は、伝説ほど格好よくはない。」
とか、
「現実に直面すれば、幻滅するものだ。」
とか。
英雄と言えども一人の人間。
醜い部分もダメな部分もあります。
「Who are you??」
劇中、ウィトカーは2度にわたって息子にそう聞かれます。
彼は何者なのか。
英雄か、犯罪者か。
紙一重の差だと思います。
それは実際にその目で見て判断してください。
僕もそこそこ嘘つきでして、よく自分や他人を騙します。
正当化するためや、何かを隠蔽するために。
だんだんと嘘つくのが上手くなって来てる気がします。
しかし嘘は産み落とした瞬間、扶養義務が生まれます。
きちんと面倒を見ないで放っておくと、成長した嘘は復讐しにきます。
いわゆる嘘の反抗期、いや「嘘の逆襲」というところでしょうか。
時には良心の呵責という形で。
時には身に覚えのない思い出話として。
巡り巡って嘘は親に襲い掛かります。
そしてつじつま合わせのためにさらに新たな嘘をつく。
またその嘘もいずれ自分に反旗を翻す。
嘘を付けばつくほど敵を増やすことになります。
まさに自業自得。
嘘は一生もの。
軽い気持ちでつくものではないようです。
間違っても死者の名誉を傷つけるような嘘はいけません。
しかし間違っても誤っても嘘をついても、その非を認めて罰を受ける覚悟さえあれば楽にはなれます。
でもそれがなかなかできない。誰もまたゼロからやり直すなんてことは怖くてできない。
どっちに転んでも痛みは避けられません。
でも僕は思いました。
世界中の人に認めてもらえても、認めて欲しい人に認めてもらえなかったら意味がないし、反対にその他有象無象になんと罵られようと大切な人にさえ理解して受け入れてもらえれば良い。と。
そんな気持ちの中あのラスト。
日頃からの「認めて欲しい」「分かってほしい」という思いがこみ上げてきて、行き場を失い、目を通って溢れ出しました。
「号泣」と表現しても差し支えない。
声が出てしまうのを必死に抑えたくらい。
もう一本映画見ようと思ってたんだけど、もうそれで十分でした。
外に出たら天気がすごくよくて、思わず深呼吸。
できるだけ長く息を吐いて残った悪いものを全部出し切り、鼻からゆっくり新鮮な気持ちを取り入れました。
かなりスッキリ。
普段は気にも留めないパワーストーン屋さんになぜか吸い寄せられ、気に入ったラピスラズリの石を選んでペンダントにしてもらい、お守りとして購入しました。
いや、映画っていいものですね。
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